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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻11号

1981年11月発行

臨床研究

肝膿瘍の超音波診断—とくに鑑別診断および超音波穿刺術について

著者: 渡辺栄二1 水谷純一1 田代征記1

所属機関: 1熊本大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1769 - P.1776

文献概要

はじめに
 従来より肝嚢胞,肝膿瘍などの肝の嚢胞性疾患の診断には超音波検査法は有用な診断法とされており,とくに最近のリアルタイム超音波診断装置,臓器穿刺用探触子の登場により肝膿瘍に対しては診断のみならず治療まで行なえるようになり,本症に対する超音波検査法はきわめて有力となつてきた1)
 今回われわれはアメーバ性肝膿瘍の2例と細菌性肝膿瘍3例の計5例を経験し,肝膿瘍の超音波診断,とくに鑑別診断,超音波穿刺術について二,三の知見を得たので,各症例を供覧し,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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