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臨床報告
子宮癌の放射線治療後に発生した直腸癌の1例
著者: 宮野陽介1 川角博規1 万木英一1 岡本恒之1 木村修1 西土井英昭1 田村英明1 貝原信明1
所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1917 - P.1919
文献購入ページに移動近年,子宮癌に対する放射線療法は著しく進歩し,その成績も向上している.この放射線療法の副作用として,よく知られているのは放射線直腸炎であるが,長期観察により放射線照射野に第2癌が発生する事も知られている.従つて,子宮癌の長期生存例が増加するに従つて,これが問題になつて来るものと思われる.われわれは,子宮癌放射線治療後18年経過して発生した直腸癌の1治験例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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