icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻12号

1981年12月発行

文献概要

臨床報告

放射線治療後に発生した頸部食道癌の1例

著者: 小林建仁1 杉原英男1 三田三郎1 日比道昭1 北村宏1 内田晃亘1 二村雄次1 弥政洋太郎1 服部龍夫2 高勝義3

所属機関: 1名古屋大学医学部第1外科 2名古屋第一赤十字病院外科 3山下病院外科

ページ範囲:P.1921 - P.1924

文献購入ページに移動
はじめに
 放射線治療後の発癌は重要な問題であり,古くは医用放射線被曝による皮膚癌,白血病がある.その後頭頸部の良性疾患に対する放射線治療後に発癌した例が報告されるようになり,最近では放射線治療の進歩に伴い悪性腫瘍治療後に発癌した例も報告されている.今回われわれは,頸部結核性リンパ節炎に対して放射線照射を受け,51年後に発生した頸部食道癌の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?