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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻3号

1981年03月発行

文献概要

特集 晩期癌患者のcare 対症療法の実際

腹水

著者: 小林健一1 本定秀雄1 福岡賢一1 加登康洋1 服部信1

所属機関: 1金沢大学医学部第1内科

ページ範囲:P.328 - P.330

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はじめに
 腹水は癌末期患者にしばしばみられる重篤な臨床症状の1つであり,その治療は患者の苦痛を軽減するうえで重要であるが,実地臨床上コントロールに苦慮することが多い.本項では著者らの経験例をもとに,はじめに臨床上もつとも多い肝硬変に伴なう腹水と明らかな肝癌を伴つた腹水の利尿薬による治療効果および副作用について比較対照しつつ,一般的な治療方針を述べ,ついで癌性腹水例について具体例を呈示することとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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