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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻3号

1981年03月発行

文献概要

臨床報告

抗生物質による術後遷延性呼吸抑制の1症例

著者: 松原泉1 子野日政昭1 郷一知1 武田亮1 長谷泰司2 鵜沢茂樹3

所属機関: 1市立札幌病院麻酔科 2富良野協会病院外科 3苫小牧王子病院外科

ページ範囲:P.387 - P.390

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はじめに
 術後遷延性呼吸抑制の原因としては,中枢性,末梢性の二点から大きく分類されている.中枢性呼吸抑制の主たる原因としては麻酔剤によるとされており,末梢性呼吸抑制は,大部分が筋弛緩剤によるものである.
 今回,われわれは種々の悪条件下ではあるが,抗生物質を主たる原因とした術後呼吸抑制が10時間以上も続いた症例を経験したので,その症例および若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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