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特集 術後1週間の患者管理
深部静脈血栓症血栓摘出術
著者: 三島好雄1
所属機関: 1東京大学医学部第1外科
ページ範囲:P.591 - P.593
文献購入ページに移動 下肢深部静脈の急性血栓症に対しては,
1) 血栓除去による静脈還流の改善
2)肺塞栓症の防止
を目的として早期の血栓摘除が行なわれている.静脈血栓摘除の後療法としては血栓再発を予防するために抗凝血薬投与が必須であり,またその合併症としては抗凝血薬投与に伴う出血ないしは血腫形成,術中操作のさい剥離した血栓による肺塞栓症があげられる,以下.この2点を中心に静脈血栓摘除の術後管理について述べる.
1) 血栓除去による静脈還流の改善
2)肺塞栓症の防止
を目的として早期の血栓摘除が行なわれている.静脈血栓摘除の後療法としては血栓再発を予防するために抗凝血薬投与が必須であり,またその合併症としては抗凝血薬投与に伴う出血ないしは血腫形成,術中操作のさい剥離した血栓による肺塞栓症があげられる,以下.この2点を中心に静脈血栓摘除の術後管理について述べる.
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