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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻5号

1981年05月発行

臨床報告

先天性胆道拡張症2例の経験—膵管胆道合流異常を中心に

著者: 中島祥介1 中野博重1 仲川恵三1 瀬川雅数1 深井泰俊1 白鳥常男1 今川敦史2 八倉万之助2

所属機関: 1奈良県立医科大学第1外科 2桜井済生会中和病院外科

ページ範囲:P.855 - P.859

文献概要

はじめに
 先天性胆道拡張症の成因には,古くから四柳説1)をはじめとして種々の説があるが,1969年,Babbit2)により膵管胆道合流異常が本症の発生に重要な意義を持つことが示されて以来,本邦においても古味3)らにより,膵管胆道系の合流異常について詳細な検討がなされており,最近では本症の100%に膵管胆道合流異常を認めるとの報告もみられる4)
 最近,著者らは膵管胆道合流異常を示す例と合流異常を認めない興味ある例との2例の先天性胆道拡張症を経験したので,膵管胆道合流異常を中心に若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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