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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻5号

1981年05月発行

文献概要

臨床報告

虫垂粘液嚢腫の重積症を合併した1例

著者: 高橋日出雄1 町田崇1 町田杲二2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第1外科 2町田胃腸科病院

ページ範囲:P.861 - P.864

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はじめに
 虫垂に起り得る疾患のうち,急性あるいは慢性の虫垂炎は極く一般的にみられるが,良悪性にかかわらず,虫垂に腫瘍が発生する事は非常に稀とされている.また虫垂粘液嚢腫も比較的稀な疾患で,特に重積症を併発した症例は少なく,本邦では現在まで10例内外の報告をみるにすぎない1)
 最近われわれは巨大な虫垂粘液嚢腫が盲腸に重積していた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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