文献詳細
特集 外傷の画像診断
文献概要
はじめに
胸部疾患にたいする診断は胸部単純X線写真に加えて断層撮影,ゼロラジオグラフィー,気管支造影,アイソトープによる診断,血管造影写真などを施行してなされるが,初療いかんにより予後を大きく左右する重症胸部外傷では胸部単純X線写真のみで診断し,迅速な救急処置を要求されるのが現状である.
胸部外傷の病型診断はその臨床症状と胸部単純X線写真とで必ずしも困難ではないが,多くの重症胸部外傷者はストレッチャー上での背臥位によるX線撮影であるため必ずしも満足のゆく写真は得られずにしばしば再撮影を要することがある.
胸部疾患にたいする診断は胸部単純X線写真に加えて断層撮影,ゼロラジオグラフィー,気管支造影,アイソトープによる診断,血管造影写真などを施行してなされるが,初療いかんにより予後を大きく左右する重症胸部外傷では胸部単純X線写真のみで診断し,迅速な救急処置を要求されるのが現状である.
胸部外傷の病型診断はその臨床症状と胸部単純X線写真とで必ずしも困難ではないが,多くの重症胸部外傷者はストレッチャー上での背臥位によるX線撮影であるため必ずしも満足のゆく写真は得られずにしばしば再撮影を要することがある.
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