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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻6号

1981年06月発行

特集 外傷の画像診断

胸部外傷

著者: 前中由巳1 奥沢星二郎1 内藤千秋1 安尾信1 菊池功次1 鈴木隆1

所属機関: 1済生会神奈川県病院外科

ページ範囲:P.917 - P.926

文献概要

はじめに
 胸部疾患にたいする診断は胸部単純X線写真に加えて断層撮影,ゼロラジオグラフィー,気管支造影,アイソトープによる診断,血管造影写真などを施行してなされるが,初療いかんにより予後を大きく左右する重症胸部外傷では胸部単純X線写真のみで診断し,迅速な救急処置を要求されるのが現状である.
 胸部外傷の病型診断はその臨床症状と胸部単純X線写真とで必ずしも困難ではないが,多くの重症胸部外傷者はストレッチャー上での背臥位によるX線撮影であるため必ずしも満足のゆく写真は得られずにしばしば再撮影を要することがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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