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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻6号

1981年06月発行

わが教室自慢の手術器具・18

開胸器

著者: 岩喬1 渡辺洋宇1

所属機関: 1金沢大学医学部第1外科

ページ範囲:P.943 - P.944

文献概要

 開胸器(rib-spreader)には,古来,多くのものが用いられ,また幾多の改良がなされており,現在も種種の形式のものが市販されている.この開胸器には次のような点が要求される.すなわち,肋間を十分有効に開きかつ術野に肩胛骨がのしかかつて来ぬように頭側へ完全に排除することにより,十分な手術野のえられること,術中に開胸器の移動のないこと,開胸創の大小に拘わらず使用可能であること,肋骨や,肋間軟部組織の損傷の少ないこと,軽量で持ち易いこと,などがあげられる.われわれは,これらの目的に十分合致する開胸器を創作し用いており,きわめて満足すべき結果をえているので,その構造,特徴,および今後の改良点などについて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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