文献詳細
臨床研究
閉塞性動脈疾患に対するカテーテル療法—2,200例の症例をもとに
著者: 松原純一1
所属機関: 1名古屋大学医学部分院外科 2エンゲルスキルヒェンアッゲルタール 3エンゲルスキルヒェンアッゲルタール・クリニークレントゲン科
ページ範囲:P.979 - P.984
文献概要
1964年Charles Dotter1)により発表された,四肢動脈の動脈硬化による閉塞あるいは狭窄を,バルーンカテーテルを用いて,新内腔形成ないしは内腔拡張を図る方法は,本邦では未だ広くは普及していない2).ヨーロッパでは,西ドイツ,エンゲルスキルヒェンのアツゲルタール・クリニークにおいて1967年開始され3),世界一の症例数を誇つている.本法の適応・技術・早期及び晩期成績・合併症を,アッゲルタール・クリニークでの2,200例の症例をもとに述べる.
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