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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻8号

1981年08月発行

文献概要

外科医のための臨床MEの知識・4

末梢血流検知のためのドプラテクニック

著者: 鰐渕康彦1 加納隆2

所属機関: 1三井記念病院外科 2三井記念病院MEサービス部

ページ範囲:P.1271 - P.1279

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まえがき
 現在,臨床で使用されている血流計には大別して,観血的なものと非観血的なものがある.前者の代表は電磁血流計であり,後者の代表は超音波ドプラ血流計である.
 超音波ドプラ血流計には連続波(continuous wave)を使用するいわゆるCWドプラ血流計が一般的であるが,その他に変調波を使用する変調ドプラ血流計がある.これはCWドプラ血流計では深部の血流情報を得ることができないという欠点を克服するために開発された距離分解能を有したものである.その代表的なものはパルスドプラ血流計とM系列ドプラ血流計である.簡単に言うと,パルスドプラ血流計は目的とする部位にパルスゲートをかけ,その血流情報のみを得る装置であり,M系列ドプラ血流計はパルス列のかわりにM系列信号を利用したものである.これらの詳細については他の文献を参照されたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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