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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻8号

1981年08月発行

文献概要

臨床研究

豊胸術後のマンモグラフィー

著者: 峯博子1 前田学1 鈴木宗治1 井上善弘2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部放射線科 2三井記念病院放射線科

ページ範囲:P.1285 - P.1293

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はじめに
 形成の目的で乳房に異物を挿入あるいは注入する豊胸術の歴史は古く,特にわが国ではその症例数も非常に多数にのぼつている.豊胸術のX線所見について,山崎ら1)および小出ら2)は注入物質がradiolucentである群とradiopaqueである群とにわけて記載しており,典型例については見誤まることはない.しかし井上ら3)の報告にもみられるように,豊胸術後乳房には複雑なX線所見を呈するものも決して少なくない.われわれは1975年4月から1980年11月までに東京医科歯科大学および三井記念病院において46例の豊胸術後のマンモグラフィーを経験し,興味ある知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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