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臨床報告
最近経験した胆道拡張症の1例—Alonso-Lej Ⅱ型本邦15報告例の分析
著者: 梅本光明1 洲崎兵一1 衛藤俊二1 北川正明1 諏訪寛1 細井英雄1 新明紘一郎1 広瀬誠2
所属機関: 1横須賀共済病院外科 2横須賀共済病院小児科
ページ範囲:P.1307 - P.1310
文献購入ページに移動胆道拡張症は外科的療法によつてのみ治療が可能であることから,本邦小児外科領域における重要疾患の一つとなつている.本邦の症例は,世界の報告例の2/3以上を占め,日常時折遭遇する疾患である.本邦では,1905年佐久間1)の報告以来,小林2)(1965年)が244例集計しており,田所3)らの1,209例(1966〜1978年)を加えると,1,453例になる.1,209例のうち,Ⅱ型は22例(1.8%)であつた.われわれは最近,胆道拡張症(Alonso-Lej Ⅱ型)の一症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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