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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻8号

1981年08月発行

文献概要

臨床報告

最近経験した胆道拡張症の1例—Alonso-Lej Ⅱ型本邦15報告例の分析

著者: 梅本光明1 洲崎兵一1 衛藤俊二1 北川正明1 諏訪寛1 細井英雄1 新明紘一郎1 広瀬誠2

所属機関: 1横須賀共済病院外科 2横須賀共済病院小児科

ページ範囲:P.1307 - P.1310

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はじめに
 胆道拡張症は外科的療法によつてのみ治療が可能であることから,本邦小児外科領域における重要疾患の一つとなつている.本邦の症例は,世界の報告例の2/3以上を占め,日常時折遭遇する疾患である.本邦では,1905年佐久間1)の報告以来,小林2)(1965年)が244例集計しており,田所3)らの1,209例(1966〜1978年)を加えると,1,453例になる.1,209例のうち,Ⅱ型は22例(1.8%)であつた.われわれは最近,胆道拡張症(Alonso-Lej Ⅱ型)の一症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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