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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻8号

1981年08月発行

文献概要

臨床報告

プロプラノロール単独投与による術前準備に難渋したバセドウ病の1治験例

著者: 応儀成二1 尾崎修武1 原宏1 森透1

所属機関: 1鳥取大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1311 - P.1314

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はじめに
 抗甲状腺剤の出現により,術前準備としての甲状腺機能の正常化に関する問題点は解決されたかに思えたが,臨床上では幾つかの間題が残されている.すなわち,抗甲状腺剤による副作用である.
 最近,われわれはプロピルサイオウラシル(PTU)および1—メチル−2—メルカプトイミダゾール(MMI)の両剤が副作用のために使用不可能な症例において,β遮断剤であるプロプラノロール(Prop.)単独投与による術前コントロールを試みたが,本剤による術前準備における問題点を検討し報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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