文献詳細
文献概要
臨床報告
後腹膜にみられたきわめてまれなCastleman Lymphomaの1例
著者: 吉川成章1 浜田建男1 長尾和治1 金子文秀2 松本英世3
所属機関: 1熊本市民病院外科 2熊本市民病院内科 3熊本市民病院病理
ページ範囲:P.1319 - P.1323
文献購入ページに移動1956年Castlemanら1)がmediastinal lymphnodal hyperplasia resembling thymomaとして発表したいわゆるCastleman lymphomaは,胸部においては既に多くの発表がなされたが,後腹膜に発生したものの発表は極めてまれである2).
われわれは後腹膜腫瘤として腫瘤摘出術を行ない,組織学的に本症であつた1例を経験したので内外の報告例について統計的観察を行なつた.
掲載誌情報