文献詳細
文献概要
特集 上部胆管癌の外科
胆道癌外科取扱い規約の概要
著者: 宮崎逸夫1
所属機関: 1金沢大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1367 - P.1370
文献購入ページに移動はじめに
1981年4月,日本胆道外科研究会から,胆道癌外科取扱い規約が発刊された.本規約委員の1人として,著者も微力を尽してきたが,こうして規約が出来上つてみると,これからが大変だという感懐を持たざるを得ない.さて,今回の本誌の特集テーマが「上部胆管癌の外科」なので,上部胆管癌を中心に取扱い規約の概要について述べたい.
癌規約の意義は,共通の内容を,共通の表現法を用いる約束をつくることにあつて,この規約によつて討論あるいは資料の集積が容易かつ正確となり,その病態の解明,ひいては治療成績の向上に資するところ大なるものがある.とくに症例数の少ない胆道癌では,規約の必要性が高いことはいうまでもない.
1981年4月,日本胆道外科研究会から,胆道癌外科取扱い規約が発刊された.本規約委員の1人として,著者も微力を尽してきたが,こうして規約が出来上つてみると,これからが大変だという感懐を持たざるを得ない.さて,今回の本誌の特集テーマが「上部胆管癌の外科」なので,上部胆管癌を中心に取扱い規約の概要について述べたい.
癌規約の意義は,共通の内容を,共通の表現法を用いる約束をつくることにあつて,この規約によつて討論あるいは資料の集積が容易かつ正確となり,その病態の解明,ひいては治療成績の向上に資するところ大なるものがある.とくに症例数の少ない胆道癌では,規約の必要性が高いことはいうまでもない.
掲載誌情報