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臨床報告
28年前の胸廓成形術に起因した胸腔内異物性肉芽腫の1例
著者: 武田泰隆1 萩原哲郎1 江里口正純1 長田功1 宮本洋寿1 佐丸義夫1 関口守正1 藤井源七郎1 須田耕一2 若林とも2 西谷肇3
所属機関: 1東京大学医科学研究所附属病院外科 2東京大学医科学研究所附属病院臨床病理 3東京大学医科学研究所附属病院内科
ページ範囲:P.1459 - P.1463
文献購入ページに移動胸腔内腫瘤は,一枚の胸部平面写真のみで比較的発見し易い.しかし,肺癌をはじめとしてそれほど稀なものではないが,特徴的な所見に乏しい場合,その原発巣が肺・胸膜・胸壁などのどこか不明で,診断・治療に苦慮する例がしばしばある.
胸廓成形術後28年間を経て,徐々に増大してきた胸腔内腫瘤で,術前診断が非常に困難だつた症例を経験したので報告する.
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