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頭蓋内手術における術中超音波ガイダンス
著者: 堤裕1
所属機関: 1東京逓信病院脳神経外科
ページ範囲:P.73 - P.79
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頭蓋内手術における超音波の検査的応用は決して目新らしいものではない.Aモードの時代からBモードの現在に至るまでその試みは種々なapproachによつてなされた1-3)がそれがあまり汎用されるに至らなかつた理由は,Aモードにおいてはその情報の不確実さであり,従来のBモードではその操作が硬膜上でしか行えないための種々の制約を余儀なくされたためであろうと筆者は考えている.
しかし同じBモードでも最近のいわゆるリアルタイム表示可能の電子走査または機械走査の装置では,ずばりリアルタイムの断層描写が可能でかつ直接皮質上からの検索が行いうることから,多くの可能性をもつ新しい応用法として評価され始めた.そしてそのための新しい装置も開発の途についている.
頭蓋内手術における超音波の検査的応用は決して目新らしいものではない.Aモードの時代からBモードの現在に至るまでその試みは種々なapproachによつてなされた1-3)がそれがあまり汎用されるに至らなかつた理由は,Aモードにおいてはその情報の不確実さであり,従来のBモードではその操作が硬膜上でしか行えないための種々の制約を余儀なくされたためであろうと筆者は考えている.
しかし同じBモードでも最近のいわゆるリアルタイム表示可能の電子走査または機械走査の装置では,ずばりリアルタイムの断層描写が可能でかつ直接皮質上からの検索が行いうることから,多くの可能性をもつ新しい応用法として評価され始めた.そしてそのための新しい装置も開発の途についている.
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