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特集 新しい抗生物質と外科 消化器外科と抗生物質 感染を防止するにはどうするか
下部消化管手術
著者: 中山一誠1 秋枝洋三1
所属機関: 1日本大学医学部第3外科
ページ範囲:P.1495 - P.1499
文献購入ページに移動はじめに
人体最大の漿膜である腹膜(peritoneum)に種種の原因により炎症が生じた腹膜炎(acute peri—tonitis)は化学療法,抗ショック療法,輸液,麻酔の発達,進歩により,以前に比較してその救命率は上昇をみたが,依然として重篤な疾患の一つであることには間違いはなく,一度適切な治療を誤ると,その救命は困難となる.本稿の主題である,下部消化管手術後の感染を防止するにはどうするかは,下部消化管手術後の腹腔内感染症の予防と治療をどのように行うかということになる.
人体最大の漿膜である腹膜(peritoneum)に種種の原因により炎症が生じた腹膜炎(acute peri—tonitis)は化学療法,抗ショック療法,輸液,麻酔の発達,進歩により,以前に比較してその救命率は上昇をみたが,依然として重篤な疾患の一つであることには間違いはなく,一度適切な治療を誤ると,その救命は困難となる.本稿の主題である,下部消化管手術後の感染を防止するにはどうするかは,下部消化管手術後の腹腔内感染症の予防と治療をどのように行うかということになる.
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