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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻10号

1982年10月発行

特集 新しい抗生物質と外科

新しい抗生物質の評価

ペニシリン系

著者: 島田馨1

所属機関: 1東京都養育院付属病院内科

ページ範囲:P.1539 - P.1541

文献概要

はじめに(図)
 ABPCの欠点である抗緑膿菌作用のない点を補つたのがCBPCである.CBPCは,ABPCの6位の側鎖のNH2基がCOOH基に変つているだけであるが,抗緑膿菌作用と抗変形菌作用が増強された.このCBPCの成功がきつかけとなつて,同様の抗菌スペクトラムを持つペニシリンが幾つか開発されたが,SBPC(sulbenicillin)とTIPC(Ticarcillin)がその代表的なものである.SBPCはCBPCのCOOH基をSO3H基に変えたものであり,TIPCはCBPCの6位の側鎖のphenylがthiophenに変つたものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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