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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻10号

1982年10月発行

外科医のための臨床輸液問答・8

外科の輸液の特性

著者: 長谷川博1 和田孝雄2

所属機関: 1国立がんセンター外科 2慶大医学部内科

ページ範囲:P.1555 - P.1559

文献概要

1.輸液のスピードについて
 和田 次に,輸液の速度について一言ふれておきたいと思います(表1参照).普通,外科で使われる輸液の速度というのは,非常に早いという場合にはどのくらいの調子で入れるのですか.
 長谷川 これはいろいろあると思うんです.輸液量が体重当り1時間当りで何mlという速度もあるし,ブドウ糖がper kg,per hourで何g入つていくという速度もあります.それから,病態に応じた速度,つまり麻酔をかけているときの輪液速度と,心臓が弱いとか,おなかが張りかけているような人に入れる速度と,みんな違うと思うんです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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