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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻11号

1982年11月発行

特集 末梢血管障害の非侵襲的検査法

Editorial

重要なベッドサイドの診察

著者: 三島好雄1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1630 - P.1632

文献概要

はじめに
 従来,末梢血行障害の検査法としてもつとも広く行われ,また実地臨用上もつとも価値が高いとされている方法はいうまでもなく血管造影法であるが,最近コンピュータ断層撮影(CT),超音波断層法(US),核医学検査(RI)の改良,進歩はめざましく,患者への負担がほとんどないことから,非侵襲的(non-invasive)検査法として広く血管疾患の診断に用いられるようになつた.当初,これらの非侵襲的検査法は診断の第1段階としてのスクリーニング検査であつたが,今日ではDoppler血流計などによるankle pressure indexを始めとして,血行再建の適応の有無,再建後の患者の経過観察などにも好んで用いられるようになつている.
 本特集ではnon-invasiveな新しい検査法が末梢血行障害の診断という面において,今日どのような位置にあるかを明らかにする目的で,各領域のエキスパートにお願いして,その利点,欠点,適応,問題点,将来への展望などについて論じていただいた次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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