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カラーグラフ・2
膵頭部癌—膵癌のDecision treeを考える
著者: 高木國夫1 竹腰隆男2 大橋計彦2 丸山雅一2
所属機関: 1癌研究会附属病院外科 2癌研究会附属病院内科
ページ範囲:P.165 - P.170
文献購入ページに移動我々は,ERCP・血管造影を主として用いた時期には,Symptom,Physical sign,Biochemical test(主としてAmylase高値),upper G. I. seriesでチェックされた症例に積極的にERCPを行い,膵の異常所見を呈する例に血管造影を行つてOperabilityを検討して来た.近年超音波検査(US),CT-scan(CT)が加つて,この検査法をどのようにDecision treeに入れるかについて,我々の経験から表の如く,USは,Screeningの一環として組込み,ERCPで膵の異常所見を見出し,血管造影と共にCTにより,切除可能性を診断している.この膵癌診断のDecision treeの流れを前後すると,診断上または手術するまでに時間を要してしまうことがある.
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