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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻2号

1982年02月発行

臨床研究

小児鼠径ヘルニアの自然治癒に関する考察

著者: 堀隆1 野沢博正1 間浩明1 今泉了彦1

所属機関: 1日赤医療センター小児外科

ページ範囲:P.267 - P.269

文献概要

はじめに
 小児鼠径ヘルニアの家族歴を綿密に調べると小児期に出現していたがそのうち出現しなくなつた(自然治癒)ものが無視できないほど多いことに気付く.従来外科側においては,この点を考慮することなく手術治療が行われていた.1973年梶本ら1)は自然治癒について大規模な調査を行い,手術適応についても考察を行つている2).著者らは成人まで含めた視点から,自然治癒を考えて来たが3,4),実態を把握することはなかなか困難である.
 今回われわれの調査結果をまとめたので,現時点での本症の手術適応に対する考えをのべたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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