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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻2号

1982年02月発行

臨床報告

術前に局在診断を下しえた原発性上皮小体機能亢進症の2例

著者: 高見博1 三村孝1 阿部令彦1 平松京一2 久直史2 久保敦司3 市川陽一4 丸山博4 松川重明4 小山雄三5 村井勝5 入久己6

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室 2慶応義塾大学放射線診断部 3慶応義塾大学放射線科学教室 4慶応義塾大学医学部内科学教室 5慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室 6慶応義塾大学医学部中央検査病理

ページ範囲:P.297 - P.300

文献概要

はじめに
 血中カルシウム(Ca)や上皮小体ホルモン(PTH)の高値により上皮小体機能亢進症と診断できても,その病的上皮小体の部位診断は容易でない.しかし,近年のcomputed tomography(CT),ultrasonography(US),選択的血管造影法および201Thallium-chloride scintigraphy(201Tlシンチ)等の開発や,選択的静脈採血による血漿PTH測定(選択的静脈採血—PTH)の進歩により,かなり小さな腫瘤まで局在診断ができるようになつてきた.
 われわれはこれらの手法によつて,術前に局在診断しえた腎結石型と不顕性型原発性上皮小体機能亢進症の2例を報告し,これらの検査法について若干の考察を行つた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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