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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻3号

1982年03月発行

Practical Postgraduate Seminar

外来で行う臨床検査のやり方・読み方

著者: 屋形稔1

所属機関: 1新潟大医学部検査診断学

ページ範囲:P.387 - P.390

文献概要

Ⅰ.尿・泌尿器系検査(表1)
 尿検査は外来の主たる検査で,方法もいわゆるdip and read方式の簡易化が高度に進んでいる.病的状態を敏感に反映するが,結果は直接的に診断につながるよりも,疾患分類に方向を与え,その他の検査を行う指針を与えるものである.
 尿pHはアルカローシス,アシドーシスの推定に,尿蛋白は腎病変,蛋白代謝異常,尿路炎症の最初の手がかりを与える.尿糖陽性のときは血糖測定を必ず行つて糖尿の判別をする.尿量や尿比重の測定は水分の出納をよく反映するので,低栄養患者や老人で大切となる.沈渣は腎,尿路の感染,結石の診断に重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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