文献詳細
特集 レーザーと外科
レーザーの内視鏡への応用—適応と限界 色素レーザーによる診断と治療
呼吸器
著者: 加藤治文1 小中千守1 小野壽太郎1 沢裕幸1 西宮克明1 松島康1 篠原秀樹1 斉藤誠1 伴野隆久1 新妻雅行1 会田征彦1 早田義博1 會沢勝夫2
所属機関: 1東京医科大学外科 2東京医科大学第2生理学教室
ページ範囲:P.517 - P.522
文献概要
腫瘍親和性光感受性物質を用いた腫瘍の診断,治療は1900年のRaab1)の報告に始まる.1940年代,ポルフィリン2)を用いた癌の診断治療の可能性が報告されて以来多くの興味が持たれたが,精製,装置に問題があり,人体での応用は遅れた.1960年,Lipson3)によりHematoporphyrin Derivative(HpD)が開発された.HpDは腫瘍への親和性が一層強く,さらに励起光線として1970年後半にレーザー装置が導入されたことにより,この分野は急速に開発されようとしている4).
光感受性物質には多くのものがあるが,腫瘍に親和性のあるものでなければならなく,現在のところHpDが最も適している.
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