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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻4号

1982年04月発行

特集 レーザーと外科

レーザーの内視鏡への応用—適応と限界 レーザーによる治療

呼吸器

著者: 三橋重信1

所属機関: 1久留米大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.527 - P.531

文献概要

はじめに
 耳鼻咽喉科領域における炭酸ガスレーザー手術の応用は,1968年,Jakoの犬声帯に対する顕微鏡下喉頭内手術の実験を礎とし,1972年Strong,Jakoが初めて喉頭疾患に応用したのを嚆矢とする.
 教室においては1974年,国産初の顕微鏡下に炭酸ガスレーザー手術が可能な第1号試作機を開発して以来,基礎実験をふまえ,器械の開発とともに臨床応用例も200例を超えるに到つている.臨床応用例においては喉頭直達鏡を挿入し,顕微鏡下に病変部を拡大してレーザー手術を行うendolaryngeal laser mic—rosurgeryがその大半を占めており,その臨床的有用性は従来の方法に比し明らかに高く次第にその価値も認められてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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