icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻4号

1982年04月発行

文献概要

臨床研究

弁膜症手術後の低心拍出量症候群(LOS)発生に関与する因子の検討—最近の25例から

著者: 近江三喜男1 古川昭一1 小田達郎1 江里健輔1 毛利平1

所属機関: 1山口大学医学部第1外科

ページ範囲:P.559 - P.564

文献購入ページに移動
はじめに
 弁膜症手術の成績は近年,診断,治療の進歩,手術手技の確立,心筋保護法の改良などにより安定したものとなつている.しかしながら,未だhigh risk症例を手術する機会も多く,それに伴う術後の低心拍出量症候群(LOS)は心臓手術には不可避の問題として残されている.われわれは,術前,術中の諸因子を分析し,術後LOSの発生に関与する因子,特にhigh riskおよび非high risk症例について,LOS発生の基盤となつた因子の相異を検討したので若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?