文献詳細
特集 外科外来マニュアル
私の治療 各論—頭頸部
文献概要
□概説
鼻骨は顔面骨のなかで,もつとも外傷をうけやすい骨で,顔面骨外傷の2/3をしめている.いわゆる鼻骨骨折は,鼻骨の下半分が薄いので,ここにおきることが多いが,時には上顎骨前頭突起,前頭骨と鼻骨との縫合部離解,篩骨,涙骨,鼻中隔など周囲の骨折を伴うものが多い.鼻出血,眼瞼の皮下溢血,眼球結膜下の流血,鼻背の彎曲または陥没などがおこる.顔面の浮腫,皮下出血による腫脹,強く鼻をかむと皮下気腫がおこる.触診で圧痛,骨の可動性,骨変位がある.
鼻骨は顔面骨のなかで,もつとも外傷をうけやすい骨で,顔面骨外傷の2/3をしめている.いわゆる鼻骨骨折は,鼻骨の下半分が薄いので,ここにおきることが多いが,時には上顎骨前頭突起,前頭骨と鼻骨との縫合部離解,篩骨,涙骨,鼻中隔など周囲の骨折を伴うものが多い.鼻出血,眼瞼の皮下溢血,眼球結膜下の流血,鼻背の彎曲または陥没などがおこる.顔面の浮腫,皮下出血による腫脹,強く鼻をかむと皮下気腫がおこる.触診で圧痛,骨の可動性,骨変位がある.
掲載誌情報