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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻5号

1982年05月発行

特集 外科外来マニュアル

私の治療 各論—頭頸部

鼻出血

著者: 鳥山稔1

所属機関: 1国立病院医療センター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.624 - P.625

文献概要

□概説
 鼻出血とは,鼻腔・副鼻腔・上咽頭に出血があつて外鼻孔から出血するものをいうが,時には咽頭に流下するものも含める.耳鼻科外来のおよそ2〜3%に相当し,これは症状名であるので,それをおこす原因疾患を考えて治療をおこなう.最も鼻出血のおこり易い部位は,Little部位,Kiesse—lbach部位でここは前篩骨動脈,蝶口蓋動脈・大口蓋動脈・顔面動脈の上口唇様の終末部の接合点にあたる.その他下鼻甲介・中鼻甲介・鼻中隔後中央などがあるが頻度はきわめてすくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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