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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻5号

1982年05月発行

特集 外科外来マニュアル

私の治療 各論—頭頸部

顔面神経麻痺

著者: 若杉文吉1

所属機関: 1関東逓信病院ペインクリニック科

ページ範囲:P.635 - P.636

文献概要

□概説
 末梢性顔面神経麻痺としてベル麻痺が圧倒的に多く,次いでハント症候群,外傷,耳性,腫瘍によるなどである.筆者らはベル,ハント等に対しては積極的に星状神経節ブロック療法を行つている.それはこの交感神経節ブロックにより病変部における血管攣縮を解除し阻血性変化による浮腫などを取除き,病変の治癒促進をもたらすからである.さらに糖尿病等の合併疾患によつては薬物療法が制約されるし,妊娠中または妊娠可能な女性ではやはり薬物療法は慎重を要する.本ブロック療法は禁忌のほとんどないのが特徴である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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