icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻5号

1982年05月発行

文献概要

特集 外科外来マニュアル 私の治療 各論—頭頸部

魚骨

著者: 鳥山稔1

所属機関: 1国立病院医療センター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.640 - P.641

文献購入ページに移動
□概説
 魚肉を食べる際に,主として魚の肋骨,横突起骨,いわゆる小骨が,咽頭に異物としてひつかかることが多い.咽頭の異物感,嚥下痛を主訴として来院する.食道に異物としてのこることもある.鯛の骨は食道から体内に入り,心臓にひつかかり死亡の原因となることもある.近年は魚骨ばかりでなく,鶏の骨も異物としておきることもある.大きな骨は梨状窩,舌根部,喉頭蓋谷にひつかかることが多く,小骨は,扁桃,扁桃腺上窩,舌根,咽頭側索につくことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?