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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻5号

1982年05月発行

文献概要

特集 外科外来マニュアル 私の治療 各論—頭頸部

舌小帯短縮症・舌癒着症

著者: 鳥山稔1

所属機関: 1国立病院医療センター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.642 - P.642

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□概説
 舌小帯が異常に短いか,あるいは舌が索状,膜状の癒着により,舌尖が口腔底に固着したものをいう.舌を前方,上方,左右に動かすことが困難で,高度のときは吸乳,発語障害をおこす.しかしかつては発語障害の原因として舌小帯切除手術がよくおこなわれてきたが,近年の音声言語医学的な立場から,舌尖が口蓋につけば,手術をおこなう必要がないことがわかつてきた.このため音声学を専門にする耳鼻科医ほどこの手術の適応例はすくなくなつてきている.しかし歯の発育問題,木管楽器奏者では手術する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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