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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻5号

1982年05月発行

文献概要

特集 外科外来マニュアル 私の治療 各論—頭頸部

気道内異物

著者: 池田高明1

所属機関: 1都立駒込病院外科

ページ範囲:P.654 - P.655

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□概説
 気管・気管支異物の発生頻度は乳幼児に高く,症例の80%は15歳以下で占める.異物の種類はピーナツ等の豆,リンゴ等,食物の破片から,ボタン,安全ピン,釘等多岐にわたる.気管異物は窒息につながるので,迅速かつ適切な処置が必要である.また気管支異物は,変質する有機物質の場合,無気肺や肺炎を惹起するので,早急に異物除去をすべきである.胸部X線写真,時には断層写真による異物の形態及び位置の確認が第一で,その異物除去には,全麻下のVentilation bron—choscopyが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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