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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻5号

1982年05月発行

特集 外科外来マニュアル

私の治療 腹部

乳児臍炎

著者: 堀隆1

所属機関: 1日赤医療センター小児外科

ページ範囲:P.740 - P.741

文献概要

□概説
 臍帯脱落後の肉芽面は細菌感染を起こしやすい.炎症が周囲に波及して周囲皮膚の発赤を来したものを臍炎と呼ぶ.新生児期には臍動静脈を通じて敗血症を起こしやすいが近年無菌処置,抗生物質の進歩により重篤な臍炎は激減した.軽微な慢性炎症のときは臍肉芽腫を生ずる.これらの疾患には先天性臍瘻が基盤になつていることがあるので注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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