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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻5号

1982年05月発行

特集 外科外来マニュアル

私の治療 一般

電撃傷

著者: 大橋正次郎1

所属機関: 1東京電力病院外科

ページ範囲:P.790 - P.791

文献概要

 □概説
 電撃傷は人体に電流が流れておこる全身・局所の可逆性・非可逆性の変化である.受傷後早期における危険はショックと急性腎不全である.しかし,早期から適切な処置を行えば大部分は可逆性である.次におこる危険は感染症である.現在,救い得ない非可逆性の変化は四肢など受傷局所の進行性壊死である.受傷後1週ごろから4週ごろまでにおこる創部からの出血は致命的となることがある.電気火花・アークによる直接・間接の熱傷は電気火傷として一般の熱傷と同様に治療する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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