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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻5号

1982年05月発行

特集 外科外来マニュアル

私の治療 総論

注射法の実際

著者: 西尾剛毅1

所属機関: 1聖路加国際病院外科

ページ範囲:P.830 - P.835

文献概要

□静脈穿刺(採血,静脈注射)
 21または22ゲージの注射針と注射器,駆血帯,消毒用アルコール
 1)駆血帯を巻き,静脈が浮き出るのを待つ.穿刺する血管の決定が重要である.一般には肘窩や前腕の表在静脈を用いる.静脈が出難いときは,腕,手,指の屈伸運動をさせたり,穿刺部を軽くたたいたり,あたためたりして,血管を出させるようにする(図1).
 2)アルコール綿で穿刺部を消毒
 3)針と注射器の接続を確認し,右手に持つ.左手で血管を触れ,手前に皮膚を引つぱり,血管を固定する.右手に持つた注射針で,穿刺点の皮膚を一気に刺し通す(図2).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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