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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻6号

1982年06月発行

Q & A外科医のための統計学・5

平均値の差の検定—対応のある場合

著者: 草間悟1 杉田暉道2

所属機関: 1昭和大学医学部附属豊洲病院 2横浜市立大学医学部公衆衛生学教室

ページ範囲:P.961 - P.967

文献概要

□対応のある場合とはどういうことか
 草間 今回は対応のある場合の平均値の差の検定について勉強したいと思います.杉田先生,実例でこれを説明していただけませんでしようか.
 杉田 わかりました.まず対応のある場合とはどういうことか説明しましよう.この方法をpaired t-testともいいます.すなわち,同一の人についてある処置を行い,その前後の血液中のある測定値を比較するとか,現在のある測定値とそれから半年後の測定値とを比較する場合があります.そしてこのような対象者を何人か集めた2つのグループ間には関連があるので,これを対応がある場合といいます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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