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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻6号

1982年06月発行

文献概要

臨床研究

Malignant atrophic papulosis(Degos disease)の1例—本邦報告例と新しい治療法について

著者: 八木田旭邦1 石川貴久1 伊藤久1 小野美貴子1 北島政樹1 立川勲1 相馬智1 林至2 中條知孝2 長島正治2

所属機関: 1杏林大学医学部第1外科 2杏林大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.977 - P.983

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はじめに
 Malignant atrophic papulosis1)は,Degos病とも呼ばれているが,極めてまれな疾患で,欧米も含めて80数例の文献的報告をみるのみである.
 主として,皮膚と腸管が特異的に冒され,腸管の穿孔による腹膜炎で死亡する難治性疾患である.本症は原因不明の疾患で,その治療法も見出されていない.われわれはウロキナーゼおよびProstaglandin I2が,臨床的に有用であるとの示唆をえたので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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