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臨床研究
Malignant atrophic papulosis(Degos disease)の1例—本邦報告例と新しい治療法について
著者: 八木田旭邦1 石川貴久1 伊藤久1 小野美貴子1 北島政樹1 立川勲1 相馬智1 林至2 中條知孝2 長島正治2
所属機関: 1杏林大学医学部第1外科 2杏林大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.977 - P.983
文献購入ページに移動Malignant atrophic papulosis1)は,Degos病とも呼ばれているが,極めてまれな疾患で,欧米も含めて80数例の文献的報告をみるのみである.
主として,皮膚と腸管が特異的に冒され,腸管の穿孔による腹膜炎で死亡する難治性疾患である.本症は原因不明の疾患で,その治療法も見出されていない.われわれはウロキナーゼおよびProstaglandin I2が,臨床的に有用であるとの示唆をえたので,文献的考察を加えて報告する.
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