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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻6号

1982年06月発行

文献概要

臨床報告

同側乳腺に原発性乳癌と転移性卵巣ディスゲルミノームとが合併した1例

著者: 桧垣健二1 桑田康典1 柏原瑩爾1 藤本英雄1 松岡順治1 黒瀬匡雄1 西山宜考1 南波晋1 岡本司2 大朏裕治3 篠崎洋二3

所属機関: 1国立福山病院外科 2国立福山病院病理 3岡山大学医学部第2病理

ページ範囲:P.993 - P.997

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はじめに
 乳腺の転移性腫瘍は,稀な疾患で本邦において現在までに80例の報告があるのみである.そのうち卵巣腫瘍の乳腺転移例は極めて少なく,卵巣ディスゲルミノームの転移例は内外の文献を調べてもこれまでに報告がない.われわれは最近,妊娠を契機として急速に進行した,原発性乳癌と卵巣ディスゲルミノームの乳腺転移とが同時に右側乳腺に存在した巨大腫瘍を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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