icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻7号

1982年07月発行

文献概要

臨床報告

裂孔ヘルニアを合併した下部食道の原発性腺癌と思われる1例

著者: 吉中平次1 西満正1 末永豊邦1 川崎雄三1 末永博1 金子洋一1 愛甲孝1 加治佐隆1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1139 - P.1145

文献購入ページに移動
はじめに
 第25回食道疾患研究会の集計によれば,食道の原発性悪性腫瘍のうち腺癌の頻度は約0.5%である.
 最近われわれは,hiatal herniaを合併した下部食道の原発性腺癌1例を経験した.発生母地として食道噴門腺(表在腺)が考えられた.以前著者らは,食道固有粘液腺(深在腺)由来と思われる胸部中部食道の原発性腺癌について報告した1)が,それとの対比や文献的考察などを加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?