臨床外科37巻8号

1982年08月発行

座談会

ストーマ・ケアをめぐる諸問題

著者： 田村泰三¹ 登坂有子² 大村裕子³ 穴沢貞夫⁴ 安富正幸⁵

所属機関： ¹広島大医学部第2外科 ²虎の門病院 ³癌研病院 ⁴慈恵医大第1外科 ⁵近畿大医学部第1外科

ページ範囲：P.1214 - P.1224

嘗て本誌で「人工肛門のアフターケアをどうするか」と題した座談会を収載した（第32巻第1号）
　爾来，5年余を経過し当時，将来像として描かれたいくつかの指摘が今やルーチンの処置になり，Enterostomal The—rapistも数人であるが活躍中である．しかし，この5年はこの領域に新たに変化をもたらせた．それは各種皮膚保護剤の出現による長期皮膚管理に立つStoma　careであり，到底，医師のみでなし得ることではない．