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文献詳細

雑誌文献

臨床外科37巻8号

1982年08月発行

REPORT FROM OVERSEAS【新連載】

米国における超音波診断(その1)—術中への応用

著者: 町淳二1 横山三男2

所属機関: 1イリノイ大学医学部外科学教室 2イリノイ大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.1250 - P.1256

文献概要

はじめに
 臨床でのレントゲンの適応のなかで,重要なことの一つに,レントゲンを手術中に使用して,手術の補助にする,ということがある.例えば,骨折の固定などの整形外科での術中レントゲンや,造影剤を使用した術中の胆道造影や血管造影などで,術中におけるレントゲンの応用範囲は非常に広い.
 一方,超音波を用いた臨床診断のスタートは,レントゲンよりかなりおくれたが,メディカルエンジニアリングの急速な進歩を通して,超音波システムを含む診断機器の改良と実用によつて,この分野のめざましい発展がみられている.ことに,レントゲンと同様に,超音波方式を術中に応用して,手術の助けとする可能性が生まれて来たことが注目される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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