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特集 よくみる肛門部疾患診療のポイント
治療法の動向—痔核
著者: 松田保秀1 綿引洋一1 加陽直美1 浜辺昇1 守谷孝夫2
所属機関: 1社会保険浜松病院外科 2立川共済病院外科
ページ範囲:P.53 - P.57
文献購入ページに移動痔核は腫瘍ではなくて良性の静脈性変化であり,過剰な上皮や粘膜下諸組織を伴い,弾力線維が著明に減つた静脈塊であつて,静脈瘤性に内腔が拡大したものと定義されている1).しかも人間以外の動物には無いのが特徴で,長年にわたる排便時の怒責習慣が第一の原因であるという.痔核治療の歴史的流れと,最近の動向について簡単に述べ,現在主流となつている痔核の結紮切除術について,私共の方法を中心に紹介したい.
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