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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻1号

1983年01月発行

臨床研究

甲状腺分化癌術後の甲状腺ホルモン内服によるTSH抑制療法について

著者: 森秀樹1 三村孝2 原田種一3 伊藤国彦2 井出道也1 大井俊孝1 清水一雄1 庄司佑1

所属機関: 1日本医科大学第2外科 2伊藤病院 3川崎医科大学内分泌外科

ページ範囲:P.131 - P.134

文献概要

はじめに
 甲状腺分化癌のなかには,その増殖がThyroid Stimurating Hormone(以下TSH)に依存するものがあり,現在術後再発防止のため甲状腺ホルモン内服によるTSH抑制療法が広く行われている.TSH抑制療法は,1937年Dunhill1)により始めてその有効性が報告されてから,数多くの報告がみられる2-4).われわれも甲状腺分化癌術後の症例には,原則として再発防止の目的で甲状腺ホルモン内服によるTSH抑制療法を行つている.しかし,その効果については未だ一定の見解は得られていない.
 そこで今回,術後10年から15年を経過した症例を対象として,生存率および再発率の面から,TSH抑制療法の効果を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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