icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻1号

1983年01月発行

臨床報告

妊娠期発症し術後組織学的検索で癌と診断された先天性胆道拡張症の1例

著者: 島野吉裕1 四宮洋一1 深井泰俊2 堀田敦夫2 菊川政男2 吉川高志2 桜井隆久2

所属機関: 1天理市立病院 2奈良県立医科大学第1外科

ページ範囲:P.145 - P.149

文献概要

はじめに
 先天性胆道拡張症は稀な疾患ではないが妊娠期に発症する先天性胆道拡張症は比較的稀であり,さらに癌化を伴つた場合は極めて稀な症例と言えよう.最近著者らは妊娠36週目頃に腹痛,発熱並びに黄疸を主訴として発症した先天性胆道拡張症に対して出産後PTC Drain-ageを行い黄疸軽減後のう胞摘出術を施行した.しかし摘出標本の組織学的診断が乳頭状腺癌であつた21歳の症例を経験したので文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら