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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻1号

1983年01月発行

臨床報告

同時性食道多発癌の1例

著者: 須田誠1 西平哲郎1 栗谷義樹1 北村道彦1 蔵本純一1 葛西森夫1

所属機関: 1東北大学医学部第2外科

ページ範囲:P.151 - P.153

文献概要

はじめに
 食道多発癌は,術前の詳細な内視鏡検査や術後の標本の検索により,時折遭遇する疾患である.しかし,その大部分の症例は主病巣と副病巣との距離が5cm以内にとどまるものであり,かつ主病巣に比べて副病巣が小さく,粘膜内にとどまるものである.
 最近,われわれは,CeとImの両者に同時に進行癌を有し,両病巣間の距離が13cmと離れており,組織学的にも,一方は高分化型扁平上皮癌,他方は腺表皮癌を示した興味ある食道多発癌を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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