文献詳細
特集 下部消化管出血
文献概要
はじめに
下部消化管とは,一般的にはTreitz靱帯以下の消化管とされているが,小腸の病変は症例が少ないので,文中では,大腸病変について論ずる.
下部消化管出血(大腸)は,ほとんどが顕出血である.時には,緊急の処置が必要なこともある.従つて,顕出血例(肛門部病変を除く)に対しては,通常の検査体系と異なる手順が確立されてきている.これには,ファイバースコープの改良・進歩によるところが大である.この中で,注腸X線検査と血管造影の果たす役割りを考えてみる.
下部消化管とは,一般的にはTreitz靱帯以下の消化管とされているが,小腸の病変は症例が少ないので,文中では,大腸病変について論ずる.
下部消化管出血(大腸)は,ほとんどが顕出血である.時には,緊急の処置が必要なこともある.従つて,顕出血例(肛門部病変を除く)に対しては,通常の検査体系と異なる手順が確立されてきている.これには,ファイバースコープの改良・進歩によるところが大である.この中で,注腸X線検査と血管造影の果たす役割りを考えてみる.
掲載誌情報